カテゴリ:バックカントリー



2015/03/16
3月14~15日:1月の高鷲に引き続き、志賀高原への病院スキーに参加させていただきました。初日は女房と2人で焼額山から竜王越えという古くからあるスキーツァーコースを行きました。昨晩降った30センチほどの新雪でトレースは消えていて軽いパウダーを滑りました。なだらかな鞍部からシールを着けて登り、竜王スノーパークに入ってパトロールに届けを出してからゲレンデを出ます。途中の「蟻の戸渡り」という痩せ尾根も難なく越えて小丸山へ。やや重くなった雪の尾根を滑り、小丸山スキー場を横切り林道を歩いて再び竜王スノーパークへ戻ります。リフトとロープウェイを乗り継いでから焼額スキー場へと往路を戻りました。1日で往復できる手軽ないいコースですね。  翌日は、最高の青空の下、広い志賀高原のスキー場を案内してもらい、ゲレンデを滑って回りました。半日ではもったいなく、もう一度ゆっくりと訪ねてみたいエリアです。

2015/01/25
1月25日:四万十川でご一緒させていただいたドクターの病院スキーバスに参加させていただき奥美濃へ。24日は鷲ヶ岳スキー場。ドクター先頭で休憩なしの高速滑降。なるほどスキーはこう滑るものかと息を切らせながらついていきました。みんな上手く、後でこの中に80歳の方がいたと聞いてびっくりしました。めったに泊まれない温泉付きの気持ちの良いホテルに泊まり、翌日は高鷲スキー場へ。ゲレンデグループと分かれ3人で大日岳へ登ってきました。10時に出発し、12時までにはバスへ帰るという時間制約の中、40分で頂上まで登り、御嶽山から剣岳までの北アルプスの峰々、白山の雄姿を眺めたあと叺谷へと滑りこみました。固いバーンの上に10センチほどの新雪が積もるまずまずのコンディション。谷底に着くと標高1450㍍辺りから徐々に標高を下げながら山腹をトラバースしスキー場へと戻りました。ゲレンデと山、両方を満喫できたとても楽しい2日間でした。

2014/11/25
11月21~23日:昨秋は西表島でカヤックを漕いでいたので、ここ立山の初滑りは2年ぶりです。昨年は大走りの沢で大きな雪崩事故があったせいか、雷鳥沢のテントの数もいくぶんか少ないようでした。好天に恵まれ、青空に映える剣岳を目の前にして滑るのは実に気持ちの良いものでした。帰りの雷鳥沢南側の尾根、地獄谷北の丘、立山乗越の斜面など、今まで行ったことのない所を滑ったせいか、パウダー、アイスバーン、モナカに腐れ雪と、1シーズン分の雪質を体験したようです。滑ることもさることながら、夕陽に染まって刻々とその色合いを変えていく立山の美しい雪姿を見られたことが、私には何よりの収穫に思えるのです。

2014/03/11
3月7日:3度目ですが、今回が一番条件がよく無事に岩岳スキー場へと滑りこみました。西栂コースはルートファインディングが難しいとか、ブッシュが多いとか言われますがそれほどでもありません。1688㍍の標高点の尾根から朴ノ木平の手前までは、滑降一本で新雪のツリーランが楽しめたし、わずかな登りはあるもののトップでシールをはずしたら、再着用ということもありませんでした。シャトルバスで栂池にもどることもできるので、地図が読める歩き系の人にもっと使われてもいいと思います。

2014/02/13
2月4日~6日:今年最初のテントレックは「野沢温泉スキー場、2泊3日、朝夕食事&2日間リフト券付で1万5500円也」のマイカープランで始まりました。4、5日はゲレンデで新雪を滑り、現地で合流した友人達と居酒屋で宴会。私たち以外の客は全員外国人で、ここはどこかいな?って感じでした。6日はゲレンデ端の灯篭木峠から水尾山を越え、七ヶ巻への半日ツアーへ。この古くからのコースは昨年も行ったのですが、あまりに印象がよかったので再訪しました。今回は首尾よく、野沢に帰るバスに間に合い、幸先のよいスタートとなりました。

2014/01/30
1月29日:夜中に降雪があり、山は30㌢ほどの新雪。快晴。絶好のコンディションのもと、今日は、W隊長以下4名の足のそろったメンバーで、昨年末行けなかった裏鵯コースです。ゴンドラを降りて1時間半ほどで鵯のコル。そこから滑りおりました。最初は急なものの、あとは軽い雪をスプレーとそれに負けない歓声を上げながらの滑降です。四ツ又まで下りてシールを着け、若栗の尾根まで登り直し、再度、黒川沢の源頭を滑りこみました。申し分のない一日、そしてメンバーでした。快調の一言、こんな言葉でくくられる日もあるものなんですね。(リクエストにより動画アップ)

2014/01/30
1月28日:この日は強風で、栂池の上部ゴンドラも岩岳スキー場のゴンドラも運行中止。西栂コースをどうしても見てみたかった私はWさん一行とハンの木ゲレンデの途中で別れて、独り楠川の南俣を渡りました。地形図を読みながら沢を南に折れて、尾根へと登りました。ここでシールを脱ぎ、軽く昼食をとってから滑ります。日照のあるところは軽いモナカ状、日影は軽い雪で、これがまだらに出てくるので難儀でした。それでも転倒もなく滑り、ゆるい尾根を朴ノ木平へと登りました。ここから東南東にのびる尾根をたどるのですが、尾根に乗るまでは慎重に行き、「信濃路自然歩道」の標識に行きあたってからはどんどんと滑り下りました。楠川沿いの林道を歩いていると、エスケープから登り、エスケープへ下るというなかなか味なルートではないかと思うようになっていました。  西栂はいまどきの滑るためのコースではなく忘れ去られようとしています。でも静かで落ちついて歩くにはいいですね。「虎印」という聞いたこともないスキーの標識があり、一部木肌が巻き込んでいるのが歳月を感じさせます。この標識に古い友人のような親しみを覚えるのは、私の山とスキーの嗜好も固着して身動きできなくなっているせいかもしれません。。栂池ロープウェイが営業を始めたなら、今度は全コースを通してみようと思っています。 ました。。  

2014/01/13
1月12日:藤無から鉢伏に転進し、この日はWさんお気に入りのコースとスタイルでのスキーハイクないなりました。スカイバレイスキー場を暗いうちに登り、高坪山(1104㍍)を越えて鉢伏山の東尾根を往復するのです。ずぼらな私はリフトのある所を歩く気にはなれないのですが、これがなかなか爽快なものだとわかりました。そして、午前中の軽い雪のうちに滑るので気分がよいことも。悪雪、薮、沢を踏み越えていくのとは別の勧興をおぼえた、藤無山とは対象的な一日、いや半日でした。

2014/01/03
1月3日:今月は県内の雪山に出かけようと思っています。その初発は女房殿のお供で沼谷へということになりました。波賀町道谷の集落から若杉峠に向かう途中に南に入るのが沼谷で、林道が三方町へと抜けています。雪で通行止めの、その林道をスキーで歩き藤無峠から西の三久安山の方への尾根に入ってみました。1150㍍のコブまで行って引きかえしましたが、人ひとり出会わない静かな山はやはりいいものです。木立をゆるゆるとかわして滑りながら、私のスキーの原点はこのあたりの薮山を行くことにあるのだ。そう気づかされた一日でした。