カテゴリ:岩登り



2015/11/25
11月25日:山から下りたとき、家族に無事下山を伝えるのは我が家の約束になっておりまして、以前は電話かメールで連絡していたのですが、相手が出なかったり文字を打つのが面倒だったりで、ついつい遅くなりがちでした。  携帯をスマホに替えたときラインとかいうものがあるのを知り、そこのスタンプを使えばいとも簡単ではないかと気づいたのです。...

2015/09/07
9月4日~6日:秋雨前線が居座っていて、なかなか山に登ることができない中、たった1日の晴天をつかみ、Kさんと女房の3人で剱岳の源次郎尾根を登ってきました。...

2015/08/21
8月21日:一昨日来の雨は朝には上がったものの、岩は濡れています。出発を1時間遅らせて10時集合で岩登りのトレーニングをしてきました。岩はまだ湿っていてフリクションはききませんでしたが、次第に乾いてきて午後には何の問題もなく楽しめました。最後に選んで登ったルートは、剱岳の一般コースには出てこない(というよりアプローチシューズで登るような)ところではなかったのですが、お二人ともスイッと登ってきたのには実のところ驚かされました。反対にアプザイレンのセットの仕方がまったく解っていなかったのは逆の意味でびっくり。こうした凸凹をならしながら上手くなっていくのだと気づかされたのでした。それに、半ば習慣化して、当たり前と思っていることが、初めての人には当たり前でないこともたくさんあるのですね。私の方の凸凹も矯正していかなくては・・・。教え教えられる1日でした。

2015/07/16
7月15日:台風接近前の暑い日でした。岩場の上は風もなく、そこにいる我々は石焼ビビンバ状態。木陰にあるベンチとテーブルに感謝しながら、少し涼んで水分補給し、また練習というサイクルになりました。今日は、源次郎尾根で使うだろうと思われる岩の技術をという要望で、フィックスロープのこなしかたとスタカットの方法、アプザイレンをやりました。この佐土の石切り場跡は私が20代の頃に通った岩場で、この年齢になってから再びここで岩登りができるのが嬉しくてたまりません。  その頃に幾本かのルートを作った覚えがあり、私の打ったボルトが赤さびて残っているのもまた懐かしいものです。いくつになっても山はたのしいし、岩はおもしろいのです。これは病気というものなんでしょうか?

2015/06/27
6月27日:今年のテントレックのメインは本を出すこと。やっと原稿が仕上がりました。本当はもう数年前に出していなければならなかったのですが、屋移りをしたり母を送ったり、予想もしていなかった大きな出来事が次々にあって、延び延びになってきました。「ひょうご山蹊記」を出してから10年は長すぎますが、その続編という位置づけです。でも内容は山域紹介ではなく写真のとおり、山歩きと岩登りと沢登り、そして雪山スキーに関する一味違うハウツーものになります。本当はシーカヤックでの海旅も入れたかったのですが、そうすると今の280頁にさらに50~60頁加えることになり、さすがにこれはあきらめました。カットはイラストレーターの次女が描いてくれました。女房はご愛想で面白いと言ってくれますが、身内ぼめしていても始まりません。さてさて、どうなりますことやら。

2015/06/25
6月25日:今年の夏、剱岳に登る人たちの足馴らしに佐土の岩場へ行きました。スタカットの登り方、ザイルワーク、セルフビレイ、アプザイレンなどは一般路を登るのに必要はないのですが、岩場でどう身を守るのかということを知っておくことは決して無駄ではありません。また、ザイルで確保されながら少し難しい岩を登っておけば、普通の岩稜で怖じけることもないでしょう。スポーツクライムとしてではなく、山を行くひとつの方法として岩登りをする人を応援できるのは、同じ嗜好の私にはとても嬉しいことでした。今日もいい人に出会えました。

2015/06/21
6月19~20日:石鎚山の東稜は土小屋の登山道から分かれて天狗岳へ至る、岩峰や岩場を交えた1Km余の険しい尾根です。頂上への一般コース、1~3の鎖場は修験者の行場でもあり、太い鎖が設けられていて安心ですが、東稜は一部ザイルのいる岩場もあり一般登山者向きではありません。ここを2人の女性をガイドしてきました。...

2015/06/04
6月4日:今日は朝から雲一つない空でした。女房がこんな日は岩登りとせきたてるので、昼から出かけました。途中のお好み焼きやでオムソバを食べるともう2時前になっていました。ふくらんだお腹にふうふう言いながら1本だけ登ってきました。もうちょっと練習しなくては、体が重くてしかたありません。「あんた、そりゃ食い過ぎだって」と、わが身のこともかえりみず女房が言います。なんてことのない半日。記憶すべきは登り口で出会ったMさんのこと。元気で山を歩いておられるご様子。久しぶりにお会いできて嬉しかったです。

2015/06/01
5月22日:岩登りの講習で久しぶりに佐土の岩場に行きました。石切り場跡のこの岩場には20代の頃よく通ったのですが、今はすっかり整備されていてベンチにテーブルまであります。木陰のこのベンチがなかなか居心地がよくてお茶を飲みながらザイルの結び方や岩登りの基本的なことを話しました。でも、岩は頭ではなく、体に覚えこませるものですから動作主体になります。危なくない岩裾で上り下り、トラバースを繰り返すのはたいくつなことですが、岩場で怖気ずにスタスタと歩けるようにならなければなりません。KさんとMさんは我慢強くつきあってくださったので、次にザイルワークと登攀のシステムを体験するために岩場を登りました。調子にのってかんざし岩も登り、最後にアップザイレン。剣の一般路を登るにはここまで必要ないのですが、岩登りの基礎が身につくと自ずから安全域は広がってきます。最後にお二人とも面白かったと言ってくださったのが嬉しい一日となりました。

2014/05/15
5月13~14日:今年のテントレック3番目は白馬岳主稜。3年越しの課題でした。S木店長、M嬢、M君の4人で、好天の下このクラシカルで美しい雪稜ルートを登ることができました。ゴールデンウィークには人の列だったのでしょうが、今日は我々のみ。この雄大な風景をだれを気にすることもなく楽しみ、登った後はスキーで大雪渓を滑りました。登攀とスキーの組合せは力のいることですが、それをなしとげる充実感は大きなものがあります。(フォトレポートに詳報。景色をお楽しみください。)

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