カテゴリ:2013年



2013/12/30
12月30日:我家の歳末の餅つきは私が子供の頃から50年以上続いています。郷里の津山で、祖父母、両親、兄弟、近所の人で裸電灯の下で餅つきをしたことはセピア色の写真のような記憶としてはっきりと残っています。その祖父母、両親も今はなく、臼も杵も2代目になり、餅をつく場所も加古川、三木と移って、私たちもいつの間にか父母から祖父母という立場になってしまいました。この餅つきに子供たちが帰ってきてくれます。杵の音と笑い声につつまれた暖かな一日、こうしておだやかに世代が変わっていくこと以上の喜びはそう多くはないように思えるのです。

2013/12/24
12月22日:2日間ゲレンデで滑った翌日はツァーに出ました。栂池から自然園を経て岩岳スキー場に至る古いツァーコースです。自然園入り口の栂池ヒュッテまでは先行パーティのトレースがあったのですが、その先はラッセルになりました。自然園を過ぎたピークで午後1時前、ここからは下りになるのですが、下りでも雪が深いとスキーは走りません。時間的に無理と見て断念。私はラテをつけてもとつっこむタイプなので、ちょっと未練が残りました。でも、引きかえしがいい判断だったと思います。山を無事に帰れば、チャンスはまたあるのですから。

2013/12/24
12月20・21日:今シーズンの初滑りは白馬になりました。「はくば」と呼ぶより「しろうま」と呼ぶ方がしっくりとくる人は、私と同様の年齢の人が多いでしょう。五竜・遠見、八方、岩岳、栂池、白馬乗鞍、コルチナと後立連峰の山麓に広いゲレンデをもつスキー場が並びます。初日は女房と栂池で滑り、2日目に加古川、大阪の人たちと合流しコルチナで滑りました。新雪たっぷりだったのですが、うまく滑れません。シーズンブランクのためかはたまた齢のせいなのか、もうちょっと練習しなくては。

2013/12/18
12月18日:今日は朝から冷たい雨の降る日でした。スキーへ行く準備でスタッドレスタイヤに履き替えた後は、一日中家の中で過ごしました。薪が赤々と燃えて部屋は暖かく、本を読んでは寝る、起きてはお茶を飲む・・・の怠惰な時間。塩野七生の「海の都の物語」の一巻を読みおえて、続きを借りに行こうと思った時には、もう外は暗くなっていました。

2013/12/14
12月12日:今日は、M君からたくさんもらった薪を保管するための棚をつくりました。すでに今年の分の薪棚は作っていたのですが、さらに4㍍延長して新しい薪を積みました。生木は1年間乾燥させて水気をぬかなければならないので、これは来年の使用になります。薪棚の塀ができて満足の一日でした。冬型が強まってきています。県内の雪の便りが待ち遠しい。

2013/12/12
12月10日:倒した木を割る手伝いに行きました。樫の根元は直径60㌢以上はあって女房の腰回りくらいか?なかなか手ごわい。何回か斧を振り下ろすとはじきかえされる音が変わって、次の瞬間に真っ二つに割れます。私ではパワー不足、これはもっぱらM君の仕事。半分になると私の出番で、ここからはパカンパカンと気持ちよく割れていってくれ、ストレス解消になります。それでも一日中やると腕も重くなり、右手の親指のつけ根に力が入らなくなっていました。帰りにたくさん薪をいただいたので薪ストーブの燃料もこれで一安心です。感謝。

2013/12/05
12月5日:M君には自宅の薪ストーブ用の薪をいただいてお世話になっています。今日は、その薪を仕込むためのお手伝いに行ってきました。3本の太い木を倒す作業はなかなかワイルドでM君とお父さんがいなければ、我々ではとてもできるものではありません。女房とMさんと私の三人が手ほどきを受けてチェーンソーを使いましたが、チェーンソーの刃を何度も木に挟まれて動けなくなり、役にたっているのか邪魔しているのかわからない有様。受け口で方向を決め、追い口で切り倒すという技も、まだ私には難しそう。何はともあれ、小春日和のたのしい一日でした。

2013/12/04
12月3日:久々の雪彦でした。坂根の村はさびれた感じがし、少し寂しさを覚えました。岩場へのアプローチは新しい巻道がつけられ迷いそうでしたし、地蔵の東稜のやさしい岩場には無用なペツルがいっぱい打ち込まれ、なぜかチョークの跡までが?!頂上ファイス手前は倒木で荒れた感じに。等々、昔と思い比べながらも雪彦の乾いた岩の感触を十分に楽しめた一日でした。いい機会をあたえてくださったM・S・Iさん、ありがとうございました。登攀中の緊張感も夕暮れのせまる地蔵の頭でのくつろぎもいい時間でしたね。

2013/12/02
12月2日:小春日和の穏やかな昼下がり。こんなときにはじっとしていられないのが私の悲しい性(さが)なんです。自宅の窓から見える雌岡山は黄に色づいており、手招きしているように思えました。車で10分ほど走った公園の側らに駐車し、北側から登りました。車で頂上まで行けるのですが、標高差は100㍍足らず、やはり歩かなくては見えるものも見えなくなります。初冬の斜めの陽ざしに輝く紅葉、かすむ西神戸の丘陵が今日の収穫でした。

2013/12/01
11月15日~17日:波照間島から石垣島にもどり、レンタカーを借りて、北端の平久保崎から川平湾、観音崎まで島一周のドライブ。夜は「琉歌」という居酒屋で三線のライブを見て過ごしました。翌日はこの島の最高峰であり、沖縄県で一番高い山「於茂登岳」へ。1時間ほどで登れる山でしたが、内地と違う植生や頂上からのリーフに囲まれた島の眺望がとても印象的でした。下山してからたまたま開かれていた「第2回シネマフェスティバル」で映画を見たあと「てっぺん」という店で寿司を食べてこの日は終わり。翌日は、「比嘉」へ豆腐を2度も食べに行って店の人に笑われました。昼には、精肉店で石垣牛のサーロインを300g買い、真喜良の浜に行って焼いて食べました。夜はベストインにチェックインした後、2週間前にカヤックで出発した真栄里浜のはずれに出てお好み焼きをつくり、それを肴に打ち上げの乾杯。満月が明るく海を照らし、その月の側らを石垣空港に着陸する飛行機が光りながら下りていました。旅の終わりのいい夜でした。

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