5月9日:東北山スキー旅の最後の山は安達太良山です。あだたらエクスプレスの始発を待って、標高1350㍍の薬師岳へと運んでもらいました。Oが口ずさむ「あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川」という智恵子抄の一節を聞きながら残雪の尾根道をゆるやかに登り、やがて肩に。乳首と呼ばれる頂上の突起には八紘一宇の石柱が立っています。火山特有の地熱のためでしょうか、雪は雪渓状に残るだけでした。そのわずかな雪をつないでいる振子沢を滑り、くろがね小屋から勢至平へと出てもどって、13日間、9座をめぐった東北の旅は終わりました。(フォトレポートにもアップしますのでおたのしみください。)
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