5月9日:越後駒に登る日の天気予報はすっかりはずれて雨になりました。それでも朝の内は曇り空に薄日も差していたので出かけたのですが、小倉山を巻く頃から降りだした雨はいつしか本降りに。先行していた2人組は下山に転じ、もう一組のパーティは駒の小屋泊り。視界もきかず誰もいない山頂に着いたのは13時過ぎでした。シールをはずして靴をビンディングにはめ込もうとすると、土台がぐらぐらと動くではありませんか。恐る恐る見てみると、後ろの2本のビスがなく、前のビスだけでもっているのでした。テレマークでジャンプターンなんてすると、一発でとれてしまいそうです。負担をかけないようにシュテムで滑り、壁と呼ばれる2カ所の急斜面を何とか下りた先、小倉山への登り返しあたりでとうとうビンディングが土台ごととれてしまいました。まだ、下り行程の半分が残っています。自分もスキーをはずして、ツボ足で私につき合ってくれる女房をいい奴だなぁと見直す下山となりました。
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