5月26日:海上に住むOさんに案内していただいてシワガラの滝を訪ねました。落差10㍍ほどのこの滝は小又川にかかる最初の難関で20数年前に登って奥へと遡行したことがあります。でも当時あったボルトは今は抜け落ち、ここを登る術はなくなっています。今回はこの滝と牛ヶ峰山を行き来して修行したと伝えられる修験者の道を行きながら、村の娘と若い修行僧との淡い恋の物語を聞かせてもらいました。登る途中で、消防隊のヘリコプターによる救助訓練に遭遇するというハプニングがありましたが、それを見物した後、滝へ。奥に深く穿たれた洞窟があり、その右手から落ちる瀑水は若葉を映して緑色に輝いていました。岩盤は厚く苔むし、滝壺の縁にある小石の敷きつめられたわずかな岸辺に、読経する僧の姿があっても何の不思議もないように思えました。帰路に、ミズ、ワサビ、ギボシ、イラクサなどを摘み天ぷらにして楽しみました。野には野の、沢には沢の山菜の幸があるようです。
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薮山雲水 (水曜日, 17 6月 2015 09:59)
久しぶりにHPを覗いたら、新しい書き込みが増えましたね。兵庫山蹊記の記録を読み小又川を遡行した時は既に無くなっていました、登れなくて高巻で越えましたが、行かれたのですね。修験者の道とはどの様なのか教えてください、辿ってみたいです。私も6月初旬から少しずつリハビリ山行を始めましたので、平日にでもお供させてくださいm(_ _)m
navi-o (水曜日, 17 6月 2015 13:03)
ご無沙汰してます。
修験者の道は、牛ヶ峰にあった僧坊から行場のシワガラの滝に通じていた道のようです。
その半分を遡ったのですが、棚田のあぜ道から入るので、地元の人でなかったら分かりそうもない道です。
だいぶ暑くなってきましたが、体調もよくなられているご様子、
また、ごいっしょしましょう。果無も待っていますし。